クラブチームとは何ぞや。その1。
皆さんこんばんは。TOKYO METSです。
さて今回は、社会人野球の「クラブチーム」とは何ぞや?ということで、まずは分かりやすく「企業チーム」との比較を(我々のわかる範囲で)ご説明をしたいと思います。
まず、我々TOKYO METSは企業の母体を持たないチームですので「クラブチーム」に属します。
一方、一般的に「社会人野球」と言うと「企業チーム」を想像される方が世の中ほとんどだと思います。(実際中の人も以前はそうでした)
ということで、2つのカテゴリーを表にして比較したいと思います。
企業チーム | 項目 | クラブチーム |
1つの企業・法人を母体に持つ | 定義 | 1つの企業・法人を母体に持たない (でも形態はさまざま) |
都市対抗野球 ○ 全日本クラブ野球選手権 × 社会人野球日本選手権 ○ | 三大大会の参加権利 | 都市対抗野球 ○ 全日本クラブ野球選手権 ○ 社会人野球日本選手権 ×(※1) |
JABA○○大会 (日本選手権の「予選」に該当する大会) 各地区の企業大会 (例:東京なら東京都企業春季/秋季大会) | その他エントリーできる大会 | JABA○○大会 (日本選手権の「予選」に該当しない大会) 各地区のクラブ大会 (例:関東地区なら「関東クラブ選手権」) |
大卒の選手がほとんど およそ25~30人前後 基本「社業」も行う プロ野球同様「戦力外通告」がある | 選手 | 年齢はかなり幅広い 人数も幅広い 仕事もバラバラ 続けようが辞めようが選手の自由 |
自前のグラウンド・雨天練習場・寮など充実 | グラウンド | 自分たちでグラウンド確保に動く |
基本的に毎日 | 活動日 | 基本的に土日祝 |
社業なので「給料」が出る | 費用 | 年会費を支払う (TOKYO METSは5万円/年です) |
78(2022年) | チーム数 | 235(2022年) |
全部が全部当てはまる、というわけではないと思いますが、ザックリこんな感じかと思います。
なお、私たちは「東京都野球連盟」に属しますが、どの都道府県の連盟に登録するかによって「各大会の予選のブロック分け」や「エントリーできるカップ戦」は変わってきます。
例えば都市対抗野球だと、東京都はこんな感じです。
① 東京都企業春季大会の8チームのうち、7位と8位は「東京一次予選」から出場。6位以上は「東京二次予選」から出場、となる。
② 「東京一次予選」を「企業7位」+「企業8位」+「東京のクラブ14チーム」の計16チームで行う。トーナメントは8チームごとに2ブロックで分け、それぞれ勝ち抜いた2チームが「東京二次予選」へ。
③ ①の「企業1~6位」と、「東京一次予選」を勝ち上がった2チームの計8チームで「東京二次予選」を行う。敗者復活も込みで、8チーム中4チームが本選出場。
昨年我々は初めて③の「東京二次予選」に進みましたが、東京の場合「全て平日開催」となるため、まず②の「東京一次予選」を勝ち抜いた後、それぞれの選手が会社などに「有給休暇を取れるか?」の「ある意味【絶対に負けられない戦い】」が急に始まりますw
(これで雨天中止でもあろうものならもう予定グッチャグチャですwww)
でも本当はせっかく苦労して予選突破して挑む晴れ舞台なのだから、勝とうが負けようが「ベストメンバー」でやりたいし、その晴れ姿を1人でも多くの人にスタンドから見てほしいんですけどね…。
とボヤいたところでごきげんよう!その2をお楽しみに!